疾風
「疾風の如く」などのように使う「疾風」という言葉。
「疾風」は、「しっぷう」や「はやて」などと読みます。
「疾風」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「疾風」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
疾風の意味
「疾風」には次の意味があります。
・急にはげしく吹きおこる風。(出典:日本国語大辞典)
「疾風」をわかりやすく言うと「速く激しく吹く風」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・暗黒の中を疾風よりも早く運ばれていた。
(出典:山田正紀『闇の太守 御贄衆の巻』)
・疾風のごとき速さで、自分達のさらに後方から小部隊が接近してくる。
(出典:吉野匠『レイン1 雨の日に生まれた戦士』)
・耳を聾するばかりの疾風の音は他のあらゆる響きを消してしまうのであった。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』)
・浜辺にいた連中はだれひとりあのふいの疾風に気づかなかったのだろうか?
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 15 竜とイルカたち』)
・エレベーターを待つのももどかしく、階段を疾風のごとく駆け上がる。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集4 同情できない四面楚歌?』)
類語
・突風(とっぷう)
意味:突然吹き出す強風で、短時間で収まるもの。(出典:デジタル大辞泉)
・風(かぜ)
意味:大気の動き。(出典:デジタル大辞泉)
・ストーム(すとーむ)
意味:暴風雨。あらし。(出典:デジタル大辞泉)
・旋風(せんぷう)
意味:渦巻き状の風。竜巻より小規模のものをいう。(出典:デジタル大辞泉)
・烈風(れっぷう)
意味:きわめて激しい風(出典:デジタル大辞泉)