畏敬
「畏敬の念を抱く」などのように使う「畏敬」という言葉。
「畏敬」は、音読みで「いけい」と読みます。
「畏敬」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「畏敬」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
畏敬の意味
「畏敬」には次の意味があります。
・崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
「畏敬」という言葉をわかりやすく言うと、「敬う気持ち」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その、同じ生物として、絶望的なまでに優れた運動能力への畏敬として。
(出典:奈須きのこ『月姫 太陽(シエル・グッドエンド)』)
・私は座談会に出席して一言も喋らないような人を畏敬しているのである。
(出典:織田作之助『中毒』)
・これは、もう畏敬なんかと言えるはずのものではないと、思いますね。
(出典:カフカ/谷友幸訳『城(下)』)
・さすがにかれらの顔には、朝次郎に対する畏敬の表情が浮び出ていた。
(出典:吉村昭『熊撃ち』)
・かつての兵学の師として、畏敬はしても、努めて避けている風にみえる。
(出典:吉川英治『私本太平記』)
類語
・尊敬(そんけい)
意味:その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・崇拝(すうはい)
意味:心から傾倒して、敬い尊ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・敬愛(けいあい)
意味:尊敬し、親しみの心を持つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・傾倒(けいとう)
意味:ある物事に深く心を引かれ、夢中になること。また、ある人を心から尊敬し、慕うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・心酔(しんすい)
意味:ある人を心から慕い、尊敬すること。(出典:デジタル大辞泉)