画策
「画策する」などのように使う「画策」という言葉。
「画策」は、音読みで「かくさく」と読みます。
「画策」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「画策」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
画策の意味
「画策」には次の意味があります。
・ はかりごとをめぐらすこと。ひそかに計画を立てること。（出典：デジタル大辞泉）
「画策」をわかりやすくいうと、物事がうまくいくように考えたり、計画を立てることです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・母親が恋人の医師と一緒に旅行に行くように、彼女は画策するのである。
（出典：村松剛『三島由紀夫の世界』）
・私の言ったことを真に受けて、下手に画策するのだけはやめた方がいい。
（出典：米澤穂信『古典部シリーズ3 クドリャフカの順番』）
・なんにも知らない頭んなかで、あれこれ画策してるのが全部顔に出てる。
（出典：角田光代『空中庭園』）
・当主からだけでなく、本家の乗っ取りを画策する分家の人間からさえも。
（出典：佐竹彬『カクレヒメ 第1巻』）
・その証拠を作るために、和彦は、こうして中田との対決を画策したのだ。
（出典：高畑京一郎『タイム・リープ 下』）
類語
・謀る（たばかる）
意味：計画・方法などを思いめぐらす。（出典：デジタル大辞泉）
・目論む（もくろむ）
意味：物事をしようとして考えをめぐらす。（出典：デジタル大辞泉）
・企てる（くわだてる）
意味：計画を立てる。（出典：デジタル大辞泉）
・企図（きと）
意味：くわだてること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・謀議（ぼうぎ）
意味：計画し相談すること。（出典：デジタル大辞泉）
