画一的
「画一的な対応」などのように使う「画一的」という言葉。
「画一的」は、音読みで「かくいつてき」と読みます。
「画一的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「画一的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
画一的の意味
「画一的」には次の意味があります。
・何もかも一様で、個性や特徴のないさま。(出典:デジタル大辞泉)
変化や違いがなく皆同じという意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もちろん、法律上は成人というものを画一的に定義しなければならない。
(出典:赤瀬川隼『人は道草を食って生きる』)
・マスコミの発達はいいことだが、それは画一的で一方通行になりやすい。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌』)
・現在の型が悪いというのではなく、流行のままに、あまりに画一的すぎるような気がしてならないのである。
(出典:星新一『きまぐれ星のメモ』)
・変声機を使うと画一的な声になり、性別や年齢がわからなくなる。
(出典:海月ルイ『十四番目の月』)
・ほとんど画一的であるとさえ言えるかも知れない。
(出典:藤原正彦『若き数学者のアメリカ』)
類語
・均質(きんしつ)
意味:成分や密度、また品質などにむらがなく一様であること。(出典:デジタル大辞泉)
・似たり寄ったり(にたりよったり)
意味: 互いに優劣・差異などがほとんどないこと。 (出典:デジタル大辞泉)
・一律(いちりつ)
意味:物事のやり方や調子が一様で変化や例外がないさま。また、異なったものをも同一に扱うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・類型的(るいけいてき)
意味:型にはまっていて、個性や特色が見られないさま。ありふれているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・紋切り型(もんきりがた)
意味:かたどおりで新味のないこと。(出典:デジタル大辞泉)