用具
「用具を揃える」などのように使う「用具」という言葉。
「用具」は、音読みで「ようぐ」と読みます。
「用具」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「用具」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
用具の意味
「用具」には次の意味があります。
・ある事をするために使う道具や器具。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「用具」をわかりやすく言うと「スポーツや掃除など、あることをする時に使用する道具」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・用具室から戻ってこない日坂さんを置いて、きみは先に帰ってしまった。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 12 “文学少女”見習いの、傷心。』)
・アメリカでは、兵器は大小にかかわらず、戦闘のための用具に過ぎない。
(出典:豊田穣『ミッドウェー戦記』)
・形態は幕末に輸入されたものと全く同じで、このような生活用具は珍しい。
(出典:吉村昭『事物はじまりの物語』)
・洗面用具はいつでも旅行に出かけられるよう用意されてあるはずだ。
(出典:デイヴィッド・マクダニエル/小菅正夫訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第16巻 コンピューター戦争』)
・こんないろいろな用具を一緒に持って荒野の上の方へ来ているの。
(出典:ウルフ/鈴木幸夫訳『波』)
類語
・道具(どうぐ)
意味:物を作ったり、何かをしたりするために用いる器具の総称。(出典:デジタル大辞泉)
・器具(きぐ)
意味:簡単な器械や道具類。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・器材(きざい)
意味:器具と材料。また、器具・器械を作る材料。(出典:デジタル大辞泉)
・什器(じゅうき)
意味:日常使用する器具。家具。うつわ。什物。什具。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・備品(びひん)
意味:官庁・会社・学校などで、業務に必要なものとして備えつけてある物品。(出典:デジタル大辞泉)