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甘言とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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甘言

「甘言に注意」などのように使う「甘言」という言葉。

「甘言」は、訓読みで「かんげん」と読みます。

「甘言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「甘言」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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甘言の意味

「甘言」には次の意味があります。

人の気に入るような口先だけのうまい言葉。甘辞。(出典:デジタル大辞泉)

「甘言」をわかりやすく言うと「相手の気分を良くさせるような甘い言葉」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・お前は敵の暴力と戦うばかりでなく、敵の甘言とも戦わなければならぬ。
(出典:菊池寛『真珠夫人』)

甘言を以て私から金を引き出そうとしてるのでないのは、明かだった。
(出典:豊島与志雄『程よい人』)

・このとき、被告は甘言をもって被害者を同行せしめたというのである。
(出典:松本清張『火と汐』)

・相変わらずの甘言だが、彼の言うことにさほどおかしいこともない。
(出典:藤原正彦『若き数学者のアメリカ』)

・伯母の説によると、母は父の甘言にだまされたのだそうである。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル14] 横溝正史 「七つの仮面」』)

甘言を用いて、最初の短時間は一緒に歩くなりしたとしても、最終的には必ずといっていいほど車を使う。
(出典:東野圭吾『赤い指』)

・美女の甘言は耳にこころよいが、それに魂を奪われるイドリスではなかった。
(出典:田中芳樹『タイタニア2-暴風編』)

・こんなふうにして、彼女は彼を甘言で釣っておきました。
(出典:ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(下)』)

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