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猫撫で声とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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猫撫で声

「猫撫で声でお願いする」などのように使う「猫撫で声」という言葉。

「猫撫で声」は、訓読みで「ねこなでごえ」と読みます。

「猫撫で声」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「猫撫で声」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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猫撫で声の意味

「猫撫で声」には次の意味があります。

猫が人になでられたときに発するような、きげんを取るためのやさしくこびる声。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、相手に気に入られるように、あるいは相手の機嫌をとるために出す、やさしくて甘えたような声のことをいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・すると、背後からとってつけたような不気味な猫撫で声が聞こえてきた。
(出典:群ようこ『無印失恋物語』)

・だから折れて曲がって猫撫で声で、高校生(ガキ)の相手をしているのである。
(出典:西風隆介『神の系譜III 幽霊の国』)

・不幸の女神の猫撫で声には十分注意して、心の扉とびらを閉めることが必要だね。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『閨房哲学』)

・女の子の前じゃつんつんしてるくせに、男の子と話すときだけ猫撫で声を出してた。
(出典:山本文緒『きっと君は泣く』)

・身動きできなくなったところを狙っていたように松が猫なで声で言った。
(出典:森村誠一『花刑』)

・かれらは恫喝するか、猫なで声で説得するか、のどちらかしかなかった。
(出典:大野木寛『ラーゼフォン夢みる卵』)

・顔色でその心中を読みとった徳富は、いつもの猫なで声を出していった。
(出典:大宅壮一『炎は流れる1 明治と昭和の谷間』)

・あんな猫なで声で、歳だってもう三十六なんだから。
(出典:樋口有介『魔女』)

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