狭窄
「視野狭窄」などのように使う「狭窄」という言葉。
「狭窄」は、音読みで「きょうさく」と読みます。
「狭窄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「狭窄」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
狭窄の意味
「狭窄」には次の意味があります。
・すぼまって狭いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
間などがすぼまって狭いことや、その様子を意味します。
「視野狭窄」で「視野がすぼまって狭いこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・狭窄した視界の中に、殺すべき敵の姿だけが大きく広がった。
(出典:川原礫『ソードアート・オンライン 第2巻』)
・食道は別に著しい狭窄を示してはいない。
(出典:リチャード・フッカー『マッシュ』)
・また、なにか狭窄感があるようでもある。
(出典:北杜夫『マンボウぼうえんきょう』)
・彼は状況を、そこまで狭窄的には見ていない。
(出典:西尾維新『伝説シリーズ 1 悲鳴伝』)
・妻が卵管狭窄で長年治療をしていたということを思い出した。
(出典:柳美里『フルハウス』)
・叩き潰される音が戦場となった狭窄路に響き渡る。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』)
・商社の回転資金が一時狭窄状態になっているときである。
(出典:松本清張『空の城』)