独り言
「また独り言を言っている」などのように使う「独り言」という言葉。
「独り言」は、訓読みで「ひとりごと」と読みます。
「独り言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「独り言」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
独り言の意味
「独り言」には次の意味があります。
・聞く相手がいないのにひとりでものを言うこと。また、その言葉。独語。(出典:デジタル大辞泉)
「独り言」をわかりやすく言うと「自分一人で何かをつぶやくこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それが質問なのか独り言なのか区別がつかず、僕はしばらく黙っていた。
(出典:小川洋子『沈黙博物館』)
・それで初めて私は大きな声で独り言を言い続けていたのだとわかった。
(出典:イネス/池央耿訳『怒りの山』)
・隣では、電話を終えた鈴木も独り言を口にしながら原稿に目を通している。
(出典:樹生かなめ『~ラベンダー書院物語~ その男、発情中につき』)
・別れてから一度として会っていないから、って独り言みたいにつぶやいた。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 3 いばらの森』)
・やっとそれが夫の独り言ではなく、私に言っているのだと気がついた。
(出典:山本文緒『紙婚式』)
類語
・独話(どくわ)
意味:ひとりごと。独語。(出典:デジタル大辞泉)
・独語(どくご)
意味:相手がなく、ひとりでものを言うこと。ひとりごと。独言。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・独言(どくげん)
意味:ひとりごとをいうこと。独語。(出典:デジタル大辞泉)
・独白(どくはく)
意味:ひとりごとを言うこと。また、そのひとりごと。(出典:デジタル大辞泉)
・モノローグ
意味:独白。特に演劇で、登場人物が相手なしで、心中の思いなどをしゃべるせりふ。(出典:精選版 日本国語大辞典)