狂喜乱舞
「チームの勝利に狂喜乱舞する」などのように使う「狂喜乱舞」という言葉。
「狂喜乱舞」は、音読みで「きょうきらんぶ」と読みます。
「狂喜乱舞」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「狂喜乱舞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
狂喜乱舞の意味
「狂喜乱舞」には次の意味があります。
・小躍りして非常に喜ぶこと。（出典：四字熟語を知る辞典）
「狂喜乱舞」の「狂喜」とは狂ったように喜びがこみ上げる様を示し、「乱舞」は踊り乱れてしまう様子を表しています。
最上級の喜びを表現します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・皆の狂喜乱舞は、頭がおかしくなったのだろうかと思うほどだった。
（出典：村田沙耶香『コンビニ人間』）
・で、お見合い写真を見た彼女はもう狂喜乱舞でございましょう。
（出典：吉村達也『お見合い』）
・三歳の新馬戦のパドックでクイックエリザベスを初めて見たとき、まあなんてかわいい顔なんでしょう、とわたしは狂喜乱舞。
（出典：高橋直子『競馬の国のアリス』）
・街頭や広場に繰り出し、まるで戦争が終ったかのように狂喜乱舞の光景を繰り広げた。
（出典：木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』）
・一方モスクワにては、全市民街頭に躍り出で、相擁し、接吻し、狂喜乱舞をつづけつつありと。
（出典：山田風太郎『戦中派不戦日記』）
類語
・歓喜（かんき）
意味：非常に喜ぶこと。また、心からの喜び。（出典：デジタル大辞泉）
・驚喜（きょうき）
意味：思いがけない出来事に驚き喜ぶこと。（出典：デジタル大辞泉）
・欣喜雀躍（きんきじゃくやく）
意味：こおどりして喜ぶこと。（出典：デジタル大辞泉）
・有頂天（うちょうてん）
意味：得意の絶頂であること。また、そのさま。大得意。（出典：デジタル大辞泉）
・随喜（ずいき）
意味：ありがたく思い、大いに喜ぶこと。（出典：デジタル大辞泉）
