特異
「特異な存在」などのように使う「特異」という言葉。
「特異」は、音読みで「とくい」と読みます。
「特異」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「特異」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
特異の意味
「特異」には次の意味があります。
・普通と特にことなっている・こと(さま)。(出典:大辞林 第三版)
普通とは異なる様を表しますが、特に優れているという意味合いで用いられることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・君は個人が保有する能力の中でも、ひどく特異な能力を持ってしまった。
(出典:奈須きのこ『月姫 翡翠 true.txt』)
・ここから彼が特異な嗅覚によって知ることが出来た世界の説明が始まる。
(出典:牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』)
・かれはそこでこの種の文学の有する特異な機能をはっきりと指摘している。
(出典:荒俣宏『別世界通信』)
・その奇異な点でも記憶の特異さにおいても語るに値する話だからである。
(出典:阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男 ――伝説とその世界』)
・九時前後に於て三曲線は特異な変化を表わしているではありませんか。
(出典:海野十三『赤耀館事件の真相』)
類語
・奇抜(きばつ)
意味:きわめて風変わりで、人の意表をつくこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・特殊(とくしゅ)
意味:性質・内容などが、他と著しく異なること。また、そのさま。特異。(出典:デジタル大辞泉)
・異様(いよう)
意味:うすが普通でないさま。変わっているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・独特(どくとく)
意味:そのものだけが特別にもっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ユニーク
意味:唯一の、独自のという意味で、それ以外には存在しないこと(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)