特注
「このリングは特注でオーダーしたものです」などのように使う「特注」という言葉。
「特注」は、音読みで「とくちゅう」と読みます。
「特注」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「特注」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
特注の意味
「特注」には次の意味があります。
・普通一般のものとは違う品物などを、特につくってくれるように依頼すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「特注」とは、特別注文や特別発注の略で、簡単に言うと受注生産のことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・特注で三十万とか四十万とかかけてお店で作ってもらってる人もいたよ。
(出典:小川勝己『葬列』)
・飾り付けが多いのは別として、形としては底の浅い箱のような特注の馬車だ。
(出典:吉野匠『レイン2 招かれざる帰還』)
・私の足は大きくて、左右がいびつなものですから靴は常に特注しております。
(出典:森村誠一『凶通項』)
・形状その他から推定して、特注品もしくは自家製である可能性が高い。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 3 祟殺し編』)
・ビスト財団の特注服かと思っていたが、最近の流行なのだろうか?
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(全10巻) 機動戦士ガンダムUC 3 赤い彗星』)
類語
・オーダーメード
意味:客の注文に合わせて作ること。あつらえ品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・用命(ようめい)
意味:用事を言いつけること。また、商品などを注文すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・別誂え(べつあつらえ)
意味:特別に注文して作らせること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
・発注(はっちゅう)
意味:注文すること。注文を出すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・予約(よやく)
意味:あらかじめ約束すること。また、その約束。(出典:精選版 日本国語大辞典)