物価
「物価が上がる」などのように使う「物価」という言葉。
「物価」は、音読みで「ぶっか」と読みます。
「物価」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「物価」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
物価の意味
「物価」には次の意味があります。
・品物の値段。種々の財・サービスの平均的な価格。(出典:デジタル大辞泉)
つまり「物価」とは「商品やサービスの値段」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・昔の物価はよく分からないが、値打ち物にしてはちょっと安すぎないか。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 1 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』)
・だから物価がいくらあがっても、物対ビーの価値関係は変化しないのだ。
(出典:半村良『となりの宇宙人』)
・物価の昂騰につれて右翼の非常手段がいつ爆発するか分らぬ恐れがあった。
(出典:横光利一『厨房日記』)
・うっかりあげたら、こんど物価の下がったとき急に下げられないからね。
(出典:中井英夫『とらんぷ譚』)
・物価も高いし、東京と同じか、それ以上の高級志向がある土地である。
(出典:小池真理子『猫を抱いて長電話』)
類語
・物価指数(ぶっかしすう)
意味:物価水準の変動を示す総合的な指数。基準年次の物価を100とし、以後の各年次の物価をそれに対する数値で表す。卸売物価指数・消費者物価指数など。(出典:デジタル大辞泉)
・価額(かがく)
意味:品物のねうちに相当する金額。(出典:デジタル大辞泉)
・単価(たんか)
意味:製品・商品一個・一キログラム・一リットルなどの単位当たりの価格。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・相場(そうば)
意味:市場で取引される品物の値段。時価。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・諸式/諸色(しょしき)
意味:品物の値段。物価。(出典:デジタル大辞泉)