熱狂
「熱狂的な野球ファン」などのように使う「熱狂」という言葉。
「熱狂」は、音読みで「ねっきょう」と読みます。
「熱狂」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「熱狂」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
熱狂の意味
「熱狂」には次の意味があります。
・じっとしていられないほどに興奮し、熱中すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「熱狂」をわかりやすく言うと、「異常なほど夢中になる」という意味になります。特定の物事に熱狂している人を「おたく」と呼んだりもします。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・遠征隊が帰ってきたからといって熱狂的な歓迎があるわけではなかった。
(出典:バローズ『火星のプリンセス』)
・彼らは熱狂的であるという快楽のために熱狂的になってるがようだった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・そして熱狂的な宗教人のうちにひそむもろもろの力と合流するのだった。
(出典:アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』)
・婦人たちがなぜ自分の歌に熱狂したのか、その理由は今もってわからない。
(出典:荒俣宏『帝都物語3』)
・戦争は、国民を興奮と熱狂の状態に誘導しなければやり得るものではない。
(出典:黒島伝治『武装せる市街』)
類語
・熱中(ねっちゅう)
意味:一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。(出典:デジタル大辞泉)
・興奮(こうふん)
意味:気分が病的に高揚した状態。(出典:デジタル大辞泉)
・高揚(こうよう)
意味:精神や気分などが高まること。また、高めること。(出典:デジタル大辞泉)
・感奮(かんぷん)
意味:心に感じてふるいたつこと。(出典:デジタル大辞泉)
・のぼせる
意味:すっかり夢中になる。熱中する。(出典:デジタル大辞泉)