熱烈
「熱烈なファン」などのように使う「熱烈」という言葉。
「熱烈」は、音読みで「ねつれつ」と読みます。
「熱烈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「熱烈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
熱烈の意味
「熱烈」には次の意味があります。
・物事に熱中したり、感情が高ぶったりして、激しい言動をとること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「熱烈」は「熱心で激しいこと」を意味します。
反対語は「冷静(れいせい)」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いや、むしろ前よりも熱烈に夫を愛しているのです。
(出典:芥川竜之介 『或恋愛小説』)
・さらばといって、君に熱烈なある野心があるとも思えない。
(出典:伊藤左千夫『去年』)
・画家にして、同時に熱烈な詩人であったミレーの永久に民衆の良心に培う叫びが聞かれる所以なのです。
(出典: 小川未明 『民衆芸術の精神』)
・たった一度の、そして熱烈な恋でした。
(出典:ルヴェル・モーリス『麻酔剤』)
・滝田君ほど熱烈に生活した人は日本には滅多にいないのかも知れない。
(出典:芥川竜之介『滝田哲太郎氏』)
類語
・熱情的(ねつじょうてき)
意味:熱情のこもっているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・熱狂的(ねっきょうてき)
意味:熱狂しているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・熱心(ねっしん)
意味:ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・真剣(しんけん)
意味:まじめに物事に対するさま。本気で物事に取り組むさま。(出典:デジタル大辞泉)
・激情的(げきじょうてき)
意味:感情が激しくたかぶるさま。(出典:デジタル大辞泉)