漏電
「漏電に気がつく」などのように使う「漏電」という言葉。
「漏電」は、音読みで「ろうでん」と読みます。
「漏電」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「漏電」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
漏電の意味
「漏電」には次の意味があります。
・配電の不備や電線の絶縁不良により、電流が回路以外にもれて流れること。(出典:デジタル大辞泉)
つまり、「漏電」とは「電気が漏れること」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それにつけても漏電などどうやって手を打てばいいというのか。
(出典:奥田英朗『イン・ザ・プール』)
・それより、あなたも気づいておられるだろうが、どこかで漏電しているらしい。
(出典:ドイル/永井淳訳『毒ガス帯』)
・テレビに細工して、時間がたって、漏電するようになっていたと、私は思っている。
(出典:西村京太郎『愛と憎しみの高山本線』)
・もちろん、漏電は二方向で、だから画像に多少の干渉があるのは止むを得ない。
(出典:E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』)
・いまから十年ほど前、西本さんの事務所が漏電による火災で全焼したことがある。
(出典:野村進『アジア新しい物語』)
類語
・漏出(ろうしゅつ)
意味:もれでること。また、もらしだすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・流出(りゅうしゅつ)
意味:流れて外へ出ること。(出典:デジタル大辞泉)
・ショート
意味:電気回路の電位差のある端子を、故意または過失で接触させること。(出典:デジタル大辞泉)
・短絡(たんらく)
意味:電気回路で、電位差のある二点間をきわめて抵抗の小さい導体で接続すること。(出典:デジタル大辞泉)
・漏り(もり)
意味:水が漏ること。(出典:デジタル大辞泉)