滞納
「家賃の滞納」などのように使う「滞納」という言葉。
「滞納」は、音読みで「たいのう」と読みます。
「滞納」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「滞納」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
滞納の意味
「滞納」には次の意味があります。
・納付する義務のある者が、定められた期間内に金銭や物品を納めないこと。(出典:デジタル大辞泉)
「滞納」をわかりやすく言うと「決められた日までにお金を支払わないこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このままだと、来月のあなたの給食代も滞納することになりかねないわよ。
(出典:大石圭『檻の中の少女』)
・しかし公共料金を滞納しなければならないほど少なくはないはずだ。
(出典:篠田節子『死神)
・保険料滞納のため、女王様には新しい保険証が交付されなかったのである。
(出典:中村うさぎ『ショッピングの女王』)
・そこであんたが滞納分の全額さえ支払えば、家はあんたのものになってしまう。
(出典:梅崎春生『ボロ家の春秋』)
・まず、ここ二ヶ月住宅ローンを滞納させているという電話が田口弁護士から入る。
(出典:内田春菊『犬の方が嫉妬深い』)
類語
・未払い(みばらい)
意味:まだ支払っていないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・未納(みのう)
意味:納入すべきものを、まだ納めていないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・不払い(ふばらい)
意味:賃金などを支払わないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・未済(みさい)
意味:事がまだ済んでいないこと。特に、返済が済んでいないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・不履行(ふりこう)
意味:契約・約束などを実行しないこと。(出典:デジタル大辞泉)