満開
「満開の桜」などのように使う「満開」という言葉。
「満開」は、音読みで「まんかい」と読みます。
「満開」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「満開」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
満開の意味
「満開」には次の意味があります。
・花が十分に開くこと。また、すべての花が開くこと。はなざかり。(出典:デジタル大辞泉)
「笑顔満開」などのように、比喩的に使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ちょうどツツジが満開でそのそばには八重ザクラもまだ花をつけている。
(出典:川本三郎『ちょっとそこまで』)
・谷川を歩いているうちにいつの間にか満開の桃の花に囲まれた村に来た。
(出典:胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇5 涙のポンポコリン』)
・桜といえば、新兵で横須賀へ行ったとき、満開の桜が彼を迎えてくれた。
(出典:辺見じゅん『完本 男たちの大和(下)』)
・花の咲くのを追って北へ進む形になるので、長いあいだ満開を楽しめる。
(出典:星新一『殿さまの日』)
・雲の目の色と同じだから好きな月見草が満開だのに喜びを感じなかった。
(出典:吉行理恵『小さな貴婦人』)
類語
・開花(かいか)
意味:花が咲くこと。つぼみが開くこと。また、咲いた花。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・綻びる(ほころびる)
意味:花の蕾(つぼみ)が少し開く。咲きかける。(出典:デジタル大辞泉)
・繚乱(りょうらん)
意味:入り乱れるさま。花の咲き乱れるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・全開(ぜんかい)
意味:全部開くこと。いっぱいにあけること。(出典:デジタル大辞泉)
・ピーク
意味:物事の最高潮。絶頂。頂点。(出典:デジタル大辞泉)