温度
「温度が低い」などのように使う「温度」という言葉。
「温度」は、音読みで「おんど」と読みます。
「温度」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「温度」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
温度の意味
「温度」には次の意味があります。
・物体のあたたかさ・冷たさを示す尺度。熱力学的には物体中の分子や原子の平均運動エネルギーに比例した量を示す。普通の温度計ではセ氏温度やカ氏温度による目盛りがつけられ、熱力学では絶対温度が用いられる。(出典:デジタル大辞泉)
「温度」をわかりやすく言うと「温かさや冷たさの度合い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・なんというか、流れている血の温度が上がっているようで落ち着かない。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night セイバー Fate TrueEnd 夢の続き』)
・大部分の工場は地下にあり、温度が一年中一定だからとのことだった。
(出典:岩城宏之『棒ふりの休日』)
・博士はすぐにバーナーに点火して、温度を上げるために炎を大きくした。
(出典:ヴェルヌ/江口清訳『気球旅行の五週間』)
・部屋の温度は、セーター姿では暖かすぎると感じるまでに上がっている。
(出典:吉村達也『トリック狂殺人事件』)
・摂氏マイナス二七三度より低い温度は存在しないことが知られている。
(出典:堀淳一『物理の風景―数理物理学者の見た世界』)
・もうすこし熱ければ、発火するんじゃないかというぐらいの温度だった。
(出典:三田誠『レンタルマギカ 第1巻 魔法使い、貸します!』)
・高温対策に気をとられ、温度が下がったときのことを忘れていたのだ。
(出典:中川靖造『創造の人生 井深大』)
・冷房の温度は高く設定してあるというのに、少女の体は細かく震えていた。
(出典:大石圭『檻の中の少女』)