深層心理
「深層心理を分析する」などのように使う「深層心理」という言葉。
「深層心理」は、音読みで「しんそうしんり」と読みます。
「深層心理」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「深層心理」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
深層心理の意味
「深層心理」には次の意味があります。
・人間の精神活動で意識されていない部分。自分では意識していない心の奥底にひそんでいる思い。(出典:四字熟語を知る辞典)
「深層心理」をわかりやすく言うと「普段は意識されていない、無意識の心理」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・深層心理に植えつけられた恐怖が、理解と告白を妨害しているのだった。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター10b D-双影の騎士2』)
・彼の深層心理には、兄にだけは負けたくないという気持ちが潜んでいたのかもしれない。
(出典:浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』)
・それはたぶん、日本人の深層心理のなかにある共通のイメージだ。
(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)
・心理学の分野ではそれを自らの影として扱い、深層心理に潜む隠れた人格を指しているようだ。
(出典:山本文緒『日々是作文(ひびこれさくぶん)』)
・それは、恐ろしい真実との直面を避けようとしている、深層心理のなせる業だったかもしれない。
(出典:吉村達也『時計』)
類語
・心理学(しんりがく)
意味:生物体の意識や行動を研究する学問。(出典:デジタル大辞泉)
・無意識(むいしき)
意味:自分のしていることに気づいていないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・臨床心理学(りんしょうしんりがく)
意味:個人や集団の適応上の問題を、心理学的知識や技術を背景に示唆・助言などを通して解決を図ることを目的とした心理学の一分野。(出典:デジタル大辞泉)
・影響(えいきょう)
意味:物事の力や作用が他のものにまで及ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・潜在意識(ぜんざいいしき)
意味:精神分析などで、活動はしているが自覚されない意識。(出典:デジタル大辞泉)