海底
「海底二万マイル」などのように使う「海底」という言葉。
「海底」は、音読みで「かいてい」と読みます。
「海底」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「海底」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
海底の意味
「海底」には次の意味があります。
・海の底。(出典:デジタル大辞泉)
地球表面の約70%を覆うのがこの海底で、残りの30%が陸地にあたります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・もっと別の言葉でいえば、海底と海面とは海水でつづいているのである。
(出典:海野十三『海底大陸』)
・彼は自分の理論を証明するために海底に測定器をおろしてびっくりした。
(出典:小松左京『復活の日』)
・しかし、海底の花が非常に美しく、しかも豊富なのには、心を打たれた。
(出典:ヴェルヌ/村上啓夫訳『海底二万リーグ(上)』)
・翌朝から遺体の収容と海底に散乱した機体の引き揚げ作業が開始された。
(出典:上野正彦『死体は知っている』)
・この潜水服には酸素タンクがついているから、一人で海底が歩けるのだ。
(出典:海野十三『地中魔』)
・そこには、海底からはいってきた水が、池のようになっているのです。
(出典:江戸川乱歩『海底の魔術師』)
・そして二人は並んでなだらかな傾斜を見せている海底をのぼっていった。
(出典:D・マクダニエル/小倉多加志訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第9巻 恐怖の巨人衛星』)
・生命は海底の黒い軟泥から生まれ、さまざまな系統を経て進化していった。
(出典:C・L・ムーア『N・W・スミス&ジレル・シリーズ(全4巻) 1 大宇宙の魔女』)