流星群
「流星群が観測された」などのように使う「流星群」という言葉。
「流星群」は、音読みで「りゅうせいぐん」と読みます。
「流星群」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「流星群」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
流星群の意味
「流星群」には次の意味があります。
・毎年ほぼ決まった時期に、多数の流星が天球上のある一点から四方に飛び出すように現れる現象。(出典:デジタル大辞泉)
沢山の流星がほぼ毎年同じ時期に見られる現象。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その夏、流星群がやって来るというので庭に下りて夜空を見上げた。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
・その光が引くとともに、空を見あげるリディアの視界を、流星群が覆おおっていた。
(出典:谷瑞恵『伯爵と妖精 第10巻 ロンドン橋に星は灯る』)
・偶然と真実を混同したように、祭りと流星群の夜は混濁して爛れる。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第3巻』)
・闇の中に躍りでた白い玉たちは、まるで流星群のように尾を引いて闇の奥へ吸い込まれた。
(出典:荒俣宏『帝都物語4』)
・さらに、毎年のように流星群の日付を訊きに来ては、一人でも流星を見ているらしい。
(出典:ZUN『東方香霖堂 ~Guriosities of Lotus Asia』)
類語
・流星(りゅうせい)
意味:宇宙塵が地球の大気中に高速で突入し、発光する現象。(出典:デジタル大辞泉)
・流星雨(りゅうせいう)
意味:流星群の流星がとくに多数出現する状態を流星雨という。(出典:世界大百科事典 第2版)
・三大流星群(さんだいりゅうせいぐん)
意味:毎年多くの流星が安定して出現する、三つの流星群。四分儀座流星群・ペルセウス座流星群・双子座流星群のこと。(出典:デジタル大辞泉)
・おうし座流星群(おうしざりゅうせいぐん)
意味:10月末から 11月下旬にかけて現れる,かなり広範囲の明るい流星群。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・彗星(すいせい)
意味:ほとんどガス体(気体)からなる、太陽系の小天体。固体の集合体である核と、太陽に近づいたときその表面から放出されたガスや微粒子からなるコマ、およびほとんど太陽と正反対の方向に伸びる尾とからなる。(出典:デジタル大辞泉)