決定
「試合が決定する」などのように使う「決定」という言葉。
「決定」は、音読みで「けってい」と読みます。
「決定」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「決定」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
決定の意味
「決定」には次の意味があります。
・はっきりときめること。また、はっきりきまること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
物事をはっきり決めたり、決まることを意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その時のことが、彼女に一種の地位を決定してしまったかのようだった。
(出典:豊島与志雄『波多野邸』)
・昨夜とどいた百合さんの手紙は私のこの想像を殆ど決定的のものにした。
(出典:神西清『恢復期』)
・敗退と決定したあとに、衰亡の途が黒い口をあけて待っていたのである。
(出典:本庄陸男『石狩川』)
・しかし芸術家として成功したかどうかは容易に決定出来るものではない。
(出典:芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』)
・それができて後に関係部員のそれぞれの部署が決定されなければならない。
(出典:寺田寅彦『映画芸術』)
類語
・決まり(きまり)
意味:物事が決まること。問題になっていたり面倒だったりした物事の終わり。(出典:デジタル大辞泉)
・確定(かくてい)
意味:確かに定まること。はっきりときまること。また、きめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・断定(だんてい)
意味: 物事にはっきりした判断をくだすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・本決まり(ほんぎまり)
意味:正式に決まること。(出典:デジタル大辞泉)
・不確実(ふかくじつ)
意味: 確実でないこと。たしかでないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)