決別
「地元と決別する」などのように使う「決別」という言葉。
「決別」は、音読みで「けつべつ」と読みます。
「決別」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「決別」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
決別の意味
「決別」には次の意味があります。
・いとまごいをして別れること。また、きっぱりと別れること。(出典:デジタル大辞泉)
「決別」をわかりやすく言うと「再び会うことはないと決め、分かれること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・雄介が学校と完全に決別したのは、静岡市内の中学に在籍している時だ。
(出典:江川紹子『私たちも不登校だった』)
・無邪気でいられた子供の時代から、決別しなければならない年齢であった。
(出典:水野良『ロードス島伝説 太陽の王子、月の姫』)
・自分の墓を自分で用意するというのは、自分自身に対する決別の儀式だとしか思えなかった。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・だけどそんな後ろ向きな自分とは決別しようと、そう思い定めたのではなかったのか。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 4』)
・けれど、それは確かに、ユリカの少女時代との決別の言葉だった。
(出典:九条公人『機動戦艦ナデシコ ルリとアキト熱愛編』)
類語
・別離(べつり)
意味:わかれること。別れ。(出典:デジタル大辞泉)
・一別(いちべつ)
意味:ひとたび人と別れること。別れ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・離反(りはん)
意味:従っていたものなどが、そむきはなれること。(出典:デジタル大辞泉)
・袂を分かつ(たもとをわかつ)
意味:今までいっしょだった人と関係を絶つ。人と別れる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・絶交(ぜっこう)
意味:交際を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)