永眠
「祖父が永眠した」などのように使う「永眠」という言葉。
「永眠」は、音読みで「えいみん」と読みます。
「永眠」とはどのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「永眠」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
永眠の意味
「永眠」には次の意味があります。
・永遠の眠りにつくこと。死ぬこと。死去。(出典:出典:デジタル大辞泉(小学館))
「永眠」をわかりやすく言うと「亡くなること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・三月二十六日十九時二十六分彼は永眠した。
(出典:中野重治『室生犀星』)
・在職期間わずかに十カ月、江戸に帰ることなく、この地で永眠していた。
(出典:星亮一『最後の幕臣 小栗上野介』)
・それを指して、決着に至るより金蔵が永眠する方が早いだろうと断言する。
(出典:竜騎士07『うみねこのなく頃に Episode 1 The Legend of the Golden Witch [A3879D13]』)
・昭和十三年五月四日、太平洋上の氷川丸の船中で、肺炎のため、永眠した。
(出典:夢枕獏『東天の獅子 第四巻 天の巻・嘉納流柔術』)
・一九〇六年、長いあいだ病いと闘ってきた妻ルイズが安らかに永眠した。
(出典:ドイル/秋田元一訳『豪勇ジェラールの冒険』)
類語
・絶え果てる(たえはてる)
意味:全く絶えてしまう。すっかりなくなってしまう。(出典:デジタル大辞泉(小学館))
・寂する(じゃくする)
意味:僧侶が死ぬ。入寂する。(出典:デジタル大辞泉(小学館))
・消え入る(きえいる)
意味:しだいに消えてなくなる。〈宇治拾遺・四〉(出典:デジタル大辞泉(小学館))
・息絶える(いきたえる)
意味:呼吸が止まって死ぬ。息が絶える。(出典:デジタル大辞泉(小学館))
・命が尽きる(いのちがつきる)
意味:死ぬ。生涯を終える。(出典:デジタル大辞泉(小学館))