気鋭
「気鋭の新人」などのように使う「気鋭」という言葉。
「気鋭」は、音読みで「きえい」と読みます。
「気鋭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「気鋭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
気鋭の意味
「気鋭」には次の意味があります。
・気力があって、意気込みが鋭いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「気鋭」を分かりやすく言うと、「勢いがあって気力に満ち溢れていること」もしくは「そのような様子」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・我々は当時いわゆる『気鋭の学者』として売り出しているところだった。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・自分はまだ三十そこそこの、将来を期待される、気鋭のライターなのだ。
(出典:永瀬隼介『デッドウォーター』)
・光秀はたしかに心が萎え、はつらつとした気鋭の精神をうしなっていた。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)
・それは他大学の気鋭を相手に文を交換する、充実した緊張感にも良く似ていた。
(出典:佐藤賢一『王妃の離婚』)
・私の心に、気鋭なもの、一つの支柱、何か、ハリアイが失われていた。
(出典:坂口安吾『二十七歳』)
類語
・精強(せいきょう)
意味:とびぬけて強いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・精力的(せいりょくてき)
意味:活動する力のあふれるさま。疲れを見せずに物事に積極的に対処していくさま。(出典:デジタル大辞泉)
・活発(かっぱつ)
意味:元気で勢いのよいさま。行動・活動などが生き生きとして盛んなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・元気(げんき)
意味:体の調子がよく、健康であること。また、そのさま。(出典:)
・活動的(かつどうてき)
意味:元気よく動き、働くさま。活発なさま。(出典:デジタル大辞泉)