殺意
「殺意を抱く」などのように使う「殺意」という言葉。
「殺意」は、音読みで「さつい」と読みます。
「殺意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「殺意」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
殺意の意味
「殺意」には次の意味があります。
・人を殺そうとする意思。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「殺意を抱く」をわかりやすく言うと「殺してやろうと思うこと」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・松永の恋人だとすれば、殺意の源が何なのかを推測するのは容易である。
(出典:乙一『暗いところで待ち合わせ』)
・私自身でも他の人間に殺意を抱いたことがまったくなかったとは言えない。
(出典:池田満寿夫『尻出し天使』)
・男には害意はあったようだが、殺意というほどの激しいものはなかった。
(出典:峰隆一郎『殺人急行北の逆転240秒』)
・だれかに殺意を感じ、本当に殺しそうになり、そんな自分を恐れている。
(出典:阿刀田高『空想列車(下)』)
・何の感情もないくせに、はっきりと殺意を込めてこちらを見つめている。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (下)』)
類語
・興奮(こうふん)
意味:刺激を受けて感情がたかぶること。また、その感情のたかぶり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・激する(げきする)
意味:怒りなどで興奮する。いきりたつ。(出典:デジタル大辞泉)
・反抗的(はんこうてき)
意味:反抗するようなさま。また、反抗する気持を態度や言動に表わすさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ぷんぷん
意味:ひどく怒って機嫌の悪いさま。(出典:デジタル大辞泉)
・気に障る(きにさわる)
意味:心中おもしろくなく感じる。しゃくにさわる。腹が立つ。(出典:精選版 日本国語大辞典)