欠陥
「欠陥品が届く」などのように使う「欠陥」という言葉。
「欠陥」は、音読みで「けっかん」と読みます。
「欠陥」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「欠陥」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
欠陥の意味
「欠陥」には次の意味があります。
・欠けて足りないこと。不備な点。(出典:デジタル大辞泉)
「欠陥品が届く」で「足りないものがあったり故障していたりして、完全な状態で使えない品物が届く」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どんな関係にだって欠陥はあるもので、私たち二人の関係だってそうだ。
(出典:原田義人『城』)
・私は思った、わが友の推論には何か根本的な欠陥があるのではないか?
(出典:ドイル/鈴木幸夫,鮎川信夫,齊藤重信訳『シャーロック・ホームズ全集(上)』)
・そして、それは社会そのものの構造に欠陥があるのだと、そう結論を出した。
(出典:児玉ヒロキ『イット』)
・しかし彼とても一個の人間、彼は彼なりの弱点と欠陥をもっていた。
(出典:シェイクスピア/大山敏子訳『ジュリアス・シーザー』)
・欠陥は、どうやら小さな穴が開いているらしくて、砂が外に漏れるんだ。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録4 夢をまどわす頑固者』)
類語
・欠点(けってん)
意味:不十分なところ。足りないところ。短所。あら。(出典:デジタル大辞泉)
・不具合(ふぐあい)
意味:状態・調子がよくないこと。また、そのさま。[補説]あからさまに「故障・欠陥」というのを嫌って「不具合」ということもある。(出典:デジタル大辞泉)
・不備(ふび)
意味:必要なものが完全にはそろっていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・瑕疵(かし)
意味:きず。欠点。また、過失。(出典:デジタル大辞泉)
・欠損(けっそん)
意味:物の一部が欠けてなくなること。(出典:デジタル大辞泉)