楽観的
「楽観的な考え方」などのように使う「楽観的」という言葉。
「楽観的」は、音読みで「らっかんてき」と読みます。
「楽観的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「楽観的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
楽観的の意味
「楽観的」には次の意味があります。
・物事をうまくゆくものと考えて心配しないさま。(出典:デジタル大辞泉)
「きっと大丈夫だろう」「なんとかなるさ」といった気軽な気持ちを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今思えば俺は記憶を失ったことについてかなり楽観的に考えていたのだろう。
(出典:同人『涼宮ハルヒの微笑』)
・ただ、それが味方であると判断するのは楽観的にすぎるというものだった。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 1 星を砕く者』)
・何か民衆というものについての考え方が楽観的すぎるのではないか。
(出典:高野悦子『二十歳の原点』)
・ベニーは酒を配りながら、みんなの楽観的観測を聞くともなしに聞いた。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
・でも、すこしぐらい楽観的な気分になりたいときだってあるだろう。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 1 絆のかたち』)
類語
・ポジティブ
意味:積極的であるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・肯定的(こうていてき)
意味:そのとおりであると同意するさま。積極的に認めるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ケセラセラ
意味:なるようになるさ、の意。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・楽天的(らくてんてき)
意味:物事にくよくよしないでいつも明るいほうに考えていくさま。のんきなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・能天気(のうてんき)
意味:軽薄でむこうみずであること。のんきでばかげていること。また、そのさまや、そのような人。(出典:デジタル大辞泉)