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桃源郷とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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桃源郷

「桃源郷のような場所」などのように使う「桃源郷」という言葉。

「桃源郷」は、音読みで「とうげんきょう」と読みます。

「桃源郷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「桃源郷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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桃源郷の意味

「桃源郷」には次の意味があります。

俗界を離れた別世界。仙境。理想郷。(出典:デジタル大辞泉)

桃源郷をわかりやすく言うと、「夢のような理想的な場所」という意味です。
戦乱を避けて隠れ住んだ人々が桃林に囲まれて平和な別天地で生活していたという、陶淵明によって書かれた『桃花源記』が元になっています。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・今の東京に桃源郷はないけど、あたしが作ればいいじゃない。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)

・武陵は洞庭湖のそばにあり、管轄内に桃源郷があることで知られている。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 02 (二)』)

桃源郷を彷徨うがごとき心持ちを振り払うようにして最後の質問をする。
(出典:東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』)

・漁師が桃源郷のようなところへ足を踏み入れたという意味だろう。
(出典:松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』)

・ごく何気ない日常の景色が彼にとっては桃源郷のように見えた。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!09』)

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類語

華胥の国かしょのくに
意味:中国古代の天子、黄帝が昼寝の夢に見たという理想郷。(出典:精選版 日本国語大辞典)

無何有の郷むかうのさと
意味: 自然のままで、何の作為もない理想郷。 (出典:デジタル大辞泉)

ユートピア
意味:想像し得る限りでの最上の住みよい世界。(出典:精選版 日本国語大辞典)

エデン
意味:旧約聖書の創世記に記される、神が人類の始祖アダムとイブのために設けた楽園。のち二人は神の命に背いて、ここを追放された。(出典:デジタル大辞泉)

楽土らくど
意味:心配や苦労がなく楽しい生活ができる土地。(出典:デジタル大辞泉)

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