格言
「格言を実行する」などのように使う「格言」という言葉。
「格言」は、音読みで「かくげん」と読みます。
「格言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「格言」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
格言の意味
「格言」には次の意味があります。
・人生の真実や機微を述べ、万人への戒め・教訓となるような簡潔にした言葉。金言。(出典:デジタル大辞泉)
混合されがちな「座右の銘」は、自分の戒めとして常に意識している言葉のことです。なので、格言が座右の銘になる場合もあります。間違えた意味で使わないように注意しましょう。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この東洋の格言を実行したのは、速度のある行動力を持つ連合軍であった。
(出典:高木俊朗『インパール』)
・命の欲しい者は用心じゃと云う文句が聖書にでもある格言のように胸に浮ぶ。
(出典:夏目漱石『琴のそら音』)
・孔子の語の中の独立の命題はちょうどこの格言のようなものである。
(出典:和辻哲郎『孔子』)
・そのときの私の屈辱は、そのまま、あの格言への不信となって残った。
(出典:森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』)
・要はその格言を、どのように巧みに自分の人生に適用するかにある。
(出典:森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』)
類語
・金言(きんげん)
意味:生や生活の上で尊重し模範とすべきすぐれた格言。金句。(出典:大辞林 第三版)
・警句(けいく)
意味:短く巧みな表現で、真理を鋭くついた言葉。アフォリズム。(出典:デジタル大辞泉)
・名言(めいげん)
意味:事柄の本質をうまくとらえた言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・俚諺(りげん)
意味:世間に言い伝えられてきたことわざ。(出典:デジタル大辞泉)
・マキシム
意味:格言。金言。箴言(しんげん)。(出典:デジタル大辞泉)