校訓
「校訓に掲げる」などのように使う「校訓」という言葉。
「校訓」は、音読みで「こうくん」と読みます。
「校訓」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「校訓」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
校訓の意味
「校訓」には次の意味があります。
・各学校が,伝統,地域性,生徒の実態などを考慮し,独自に設定した学校全体の教育・指導方針。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
簡単に言うと、その学校に通っている児童生徒の学習生活の指針です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・西山町町役場正面には草間校長の顕彰碑があり、この校訓が記されている。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)
・これは各教室の黒板の上に、額に入れて飾ってある校訓の文句だ。
(出典:万城目学『鹿男あをによし』)
・「愛校心なきものは日本男児にあらず」 こうした校訓というものが、いつの頃からか五ヶ条ばかりあった。
(出典:倉田百三『光り合ういのち』)
・そして、まえの大垣校長先生と同じように、校訓の大慈悲の精神を僕たちに説かれたんです。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
・彼の正義感は、葉隠四誓願の一つであり、そのまま校訓の一つともなっていた「大慈悲」の精神と結びついて、彼をして、半ば無意識のうちに「愛せられる喜び」から「愛する喜び」へと、その求むる心を転ぜしめていた。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
・真のメイドさんに休息はいらないってのがウチの校訓だからなー。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第3巻』)
・私は校訓に惹かれてこの大学を受験することにした。
・この学校は「自由」「尊重」「敬愛」を校訓に掲げている。