本懐
「本懐を遂げる」などのように使う「本懐」という言葉。
「本懐」は、音読みで「ほんかい」と読みます。
「本懐」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「本懐」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
本懐の意味
「本懐」には次の意味があります。
・もとから抱いている願い。本来の望み。(出典:デジタル大辞泉)
「本懐」を分かりやすく言うと「本当に望んでいること」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その仇を討ったわけだが、自分の力で本懐をとげたという気はしない。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 06 (六)』)
・本懐を果たす為には、今この時に動かなければならない。
(出典:同人『魔法使いの夜~Wicth on the Holy Night~』)
・決して口さきだけではなく、これが本懐なのです。路用の金がほしくてまいったのではありません。
(出典:施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(一)』)
・研究者としては本懐でしたでしょうな。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 08 祭囃し編』)
・たとえそのために自分や友人の命を犠牲にしようとも、復讐の本懐をとげたかったのだろう。
(出典:ロッデンベリイ『スター・トレック6/未知の世界』)
類語
・本望(ほんもう)
意味:本来の望み。もとから抱いている志。(出典:デジタル大辞泉)
・悲願(ひがん)
意味:ぜひとも成し遂げたいと思う悲壮な願い。(出典:デジタル大辞泉)
・宿願(しゅくがん)
意味:前々から抱いていた願い。かねてからの願望。(出典:デジタル大辞泉)
・宿望(しゅくぼう)
意味:かねてからの願望。長い間の念願。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・念願(ねんがん)
意味:一心に願い望むこと。ひたすら思い願うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)