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本意とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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本意

「本意ではない」などのように使う「本意」という言葉。

「本意」は、音読みで「ほんい」と読みます。

「本意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「本意」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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本意の意味

「本意」には次の二つの意味があります。

1 本当の気持ち。本心。真意。
2 もとからの考え。本来の意志。本懐。本望。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

本意の意味①「本当の気持ち。本心。真意。」

「本意」の一つ目の意味は「本当の気持ち。本心。真意。」です。

漢字の通り「本当の気持ち」という意味です。
「意」の字は「気持ち」という意味を持ちます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・相手によって反応は違いましたが、私の本意だけは通じたと思います。
(出典:石原慎太郎『生還』)

・そうなのだとすると、彼の本意がどちら側にあるのか、判断に困る。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)

・たいていわざと言わずにあるところに、本意は潜んでいるものである。
(出典:森鴎外『田舎』)

・「本意とは思えない」 わたしは思わずつっぱねたいい方になっていた。
(出典:和田はつ子『薬師』)

・少しも理解されない彼の本意を、この上説こうともしなかった。
(出典:本庄陸男『石狩川』)

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本意の意味②「もとからの考え。本来の意志。本懐。本望。」

「本意」の二つ目の意味は「もとからの考え。本来の意志。本懐。本望。」です。

「不本意」で、「自分の望むところでないこと」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・また家族関係もキリストの本意でないことは明らかに聖書でわかります。
(出典:倉田百三『青春の息の痕』)

・二人が別れた今となって、彼女を泣かせることは私の本意ではなかった。
(出典:福永武彦『海市』)

・永久に許されないというのは困るし、中国の人たちの本意でもあるまい。
(出典:星新一『きまぐれエトセトラ』)

・祥子の祥子の前に出ると、なぜか指一本意のままに動かせなくなるのである。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』)

・それとも不本意に暇になってしまって、私は混乱しているのだろうか。
(出典:山本文緒『プラナリア』)

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