未満
「3歳未満」などのように使う「未満」という言葉。
「未満」は、音読みで「みまん」と読みます。
「未満」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「未満」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
未満の意味
「未満」には次の意味があります。
・ ある一定数に達しないこと。ある数を基準にして、その数を含まず、それより少ないこと。(出典:大辞林 第三版)
例えば、「6歳未満は入場お断り」であれば、6歳は入場可能。
0~5歳が入場できないということになります。
よく間違われる「以下」の場合、「6歳以下は入場お断り」であれば0~6歳が入場できないということになるので注意しましょう。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっとも少女の方は、小柄ではあるが一五歳未満ということはあるまい。
(出典:大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ ポリ黒02 サイレント・ブラック』)
・十八歳とそれ未満とでは、警察の対処の仕方がやや違ってくるのだ。
(出典:西風隆介『神の系譜Ⅲ 幽霊の国』)
・俺はまだ生まれていなかったが、姉は二人とも五歳未満だった。
(出典:吾妻博勝『新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街』)
・これは、血圧が、測定限界値未満にまで下がっていることを示している。
(出典:貴志祐介『青の炎』)
・日本では十五歳未満の脳死による臓器提供は法律で認められていない。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
類語
・以内(いない)
意味:ある範囲の内側。(出典:デジタル大辞泉)
・下回る(したまわる)
意味:数量がある水準より下になる。(出典:デジタル大辞泉)
・満たない(みたない)
意味:足りない。及ばない(出典:大辞林 第三版)
・不十分(ふじゅうぶん)
意味:足りないところのあること。(出典:デジタル大辞泉)
・至らぬ(いたらぬ)
意味:未熟である。(出典:デジタル大辞泉)