服従
「王に服従する」などのように使う「服従」という言葉。
「服従」は、音読みで「ふくじゅう」と読みます。
「服従」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「服従」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
服従の意味
「服従」には次の意味があります。
・他の意志や命令に従うこと。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、誰かの言うことを聞き、命令通り行動するという意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ジョーディーはどんなことでも父親の命令には文句なく服従していた。
(出典:スタインベック/龍口直太郎訳『赤い小馬』)
・上からの命令に絶対服従しなければならないことは、よくわかっています。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 7 傷ついた栄光』)
・エジプトと外国は王の統治に服し、すべての国は王の力の前に服従した。
(出典:酒井傳六『古代女王ものがたり』)
・一人は尊敬の念を失い、もう一人は服従の精神を失ったのでございます。
(出典:アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(上)』)
・彼女を服従させられたのは、きっと、亡くなった母親だけなのでしょう。
(出典:オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(上)』)
類語
・従順(じゅうじゅん)
意味:性質・態度などがすなおで、人に逆らわないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・恭順(きょうじゅん)
意味:おとなしく命令に従うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・屈服(くっぷく)
意味:勢いに恐れて従うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・付従う(つきしたがう)
意味:服従する。配下となる。(出典:デジタル大辞泉)
・遵守(じゅんしゅ)
意味:法律や道徳・習慣を守り、従うこと。(出典:デジタル大辞泉)