有能
「有能な人材」などのように使う「有能」という言葉。
「有能」は、音読みで「ゆうのう」と読みます。
「有能」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「有能」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
有能の意味
「有能」には次の意味があります。
・才能のあること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「有能」をわかりやすく言うと才能があり、「役に立つこと」または「役に立つ人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は各家臣の家庭の事情にまで通じており、だれが有能かを知っている。
(出典:星新一『殿さまの日』)
・有能な彼のことを彼女も大いに気に入っていたので、残念なことだった。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 星界の断章 II』)
・召使を雇うときには気をつけて、有能なのは避けるようにしているんだ。
(出典:エディングス『エレニア記2 水晶の秘術』)
・いずれにしても有能な部下をこのまま失うことは何としても避けたい。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・有能であることと成功することとは、残念ながら直接には結びつかない。
(出典:大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ ポリ黒1 インスペクター・ブラック』)
類語
・敏腕(びんわん)
意味:物事を正確にすばやく処理する手腕のあること。また、そのさま。うできき。(出典:デジタル大辞泉)
・辣腕(すごうで)
意味:物事を躊躇することなく的確に処理する能力のあること。また、そのさま。すごうで。敏腕。(出典:デジタル大辞泉)
・得手(えて)
意味:巧みで、得意とすること。最も得意とするところ。(出典:デジタル大辞泉)
・達者(たっしゃ)
意味:巧みで、得意とすること。最も得意とするところ。(出典:デジタル大辞泉)
・巧者(こうしゃ)
意味:手慣れていてたくみなこと。また、そういう人や、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)