有望
「将来有望な人材」などのように使う「有望」という言葉。
「有望」は、音読みで「ゆうぼう」と読みます。
「有望」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「有望」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
有望の意味
「有望」には次の意味があります。
・将来に望みのあること。見込みのあること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「有望」をわかりやすく言うと「未来や前途に良い可能性があったり感じたりすること」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・かなり有望なお相手だと思ってたし 実際お互いいい年ってのもあるし。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第7巻』)
・あまり有望な方法でないのは確かだが、そのほかにはまったく手がない。
(出典:クロフツ/長谷川修二訳『フレンチ警部最大の事件』)
・そちらはいかが?私はこれまで自分はお化けになれないと思っていたけれどもこの分ではやや有望です。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・じつに有望そうにみえながらも、期待を裏切られた小さな場所があった。
(出典:ディケンズ/北川悌二訳『骨董屋(上)』)
・それにはどうしてもどこか有望な場所に支店を持つよりほかないのでした。
(出典:相馬黒光『一商人として 』)
類語
・有為(ゆうい)
意味:能力があること。役に立つこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・末頼もしい(すえたのもしい)
意味:行く末が頼もしく思われる。将来が期待される。(出典:デジタル大辞泉)
・希望(きぼう)
意味:将来に対する期待。また、明るい見通し。(出典:デジタル大辞泉)
・多望(たぼう)
意味:将来の望みが多いこと。将来性があること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・見所(みどころ)
意味:将来の望み。見込み。(出典:精選版 日本国語大辞典)