最高潮
「人生の最高潮」などのように使う「最高潮」という言葉。
「最高潮」は、音読みで「さいこうちょう」と読みます。
「最高潮」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「最高潮」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
最高潮の意味
「最高潮」には次の意味があります。
・ある雰囲気や感情などが最も高まった状態。また、その場面や時期。(出典:デジタル大辞泉)
一番調子のいい状態のことや、テンションや盛り上がりがピークに達していることを言います。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・文明をつくる。文明が最高潮に達したところで必ず野蛮人がやってきてそれを破壊する。
(出典:竹下節子『パリのマリア』)
・彼れは感情の最高潮に達した時でなくては活動を顕はさない質である。
(出典:鳥谷部春汀『明治人物月旦(抄)』)
・たとえば古典の授業を受けているときなどに、その思いは最高潮に高まる。
(出典:滝本竜彦『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』)
・イライラが最高潮になると、確かだと思っていたことが崩れてきた。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 5 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)』)
・悲しみが最高潮になると笑いになるというが、そんな笑いだった。
(出典:尾崎豊『黄昏ゆく街で』)
類語
・真っ盛り(まっさかり)
意味:今がちょうど盛りであること。(出典:デジタル大辞泉)
・クライマックス
意味:興奮、緊張、精神の高揚などが最高潮に達した、その状態・場面。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・絶好調(ぜっこうちょう)
意味:からだのぐあいや技術面の調子などが非常によいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・頂点(ちょうてん)
意味:物事のいちばん盛んな状態。(出典:デジタル大辞泉)
・ピーク
意味:ある状態が最も高まった時。(出典:精選版 日本国語大辞典)