時折
「時折気持ち良い風が吹く」などのように使う「時折」という言葉。
「時折」は、訓読みで「ときおり」と読みます。
「時折」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「時折」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
時折の意味
「時折」には次の意味があります。
・ときどき。ときたま。（出典：デジタル大辞泉）
「時折」という言葉をもう少し詳しく言うと「いつもというわけではなく、低い頻度で物事が繰り返し起こること。」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ここに来てから時折感じていた視線は、ひょっとして今の少女のものか?
（出典：入間人間『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版』）
・時折、かれも一緒になって周囲にある自分の財産を呆然として見つめた。
（出典：フィッツジェラルド・フランシス・スコット『グレイト・ギャツビー』）
・時折散歩に出かける時、竜太の足は小学校のある方向に向けられていた。
（出典：三浦綾子『銃口』）
・時折、彼女の声が耳に響き、彼女の手が自分の手に触るような気がした。
（出典：ジョイス／飯島淳秀訳『ダブリン人』）
・彼は通りに面した部屋の中を、時折耳をそばだてながら歩き廻っていた。
（出典：アレクサンドル・デュマ／泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』）
類語
・臨時（りんじ）
意味：あらかじめ定めた時でなく、その時々の事情に応じて行うこと。（出典：デジタル大辞泉）
・随時（ずいじ）
意味：適宜な時に行うさま。その時々。（出典：デジタル大辞泉）
・不定期（ふていき）
意味：日時や期限が一定していないこと。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
・当座（とうざ）
意味：しばらくの間。一時。（出典：デジタル大辞泉）
・往往（おうおう）
意味：物事がしばしばあるさま。まま。（出典：デジタル大辞泉）
