明示
「基準を明示する」などのように使う「明示」という言葉。
「明示」は、音読みで「めいじ」と読みます。
「明示」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「明示」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
明示の意味
「明示」には次の意味があります。
・あきらかに示すこと。はっきりと示すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「明示」をわかりやすく言うと「はっきりとわかるように示すこと」です。
重要な情報などを示す場合は明示する必要があります。
「明示」の対義語は「暗示(あんじ=それとなく示すこと)」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・暗い海の中で、まるで僕の場所を明示しているように、僕の体が光っているのだ。
(出典:水木しげる『ねぼけ人生』)
・そこには木谷が陸軍刑務所より原隊復帰をすることが明示されてあった。
(出典:野間宏『真空地帯』)
・これは世界歴史、特に世界現在の風潮が立派にこれを明示しているのである。
(出典:喜田貞吉『特殊部落ということについて』)
・時期方法を明示しなくていいという、当事者にとってはありがたいもの。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌・続』)
・彼の依頼は調査対象が精霊である事を明示しなかった時点で無効となる。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 2 ロマンティック・クリムゾン』)
類語
・顕示(けんじ)
意味:わかるように、はっきりと示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・昭示(しょうじ)
意味:あきらかに示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・発現(はつげん)
意味:現れ出ること。また、現し出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・顕現(けんげん)
意味:はっきりと姿を現すこと。はっきりとした形で現れること。(出典:デジタル大辞泉)
・開示(かいじ)
意味:はっきり示すこと。(出典:デジタル大辞泉)