明瞭
「明瞭な説明」などのように使う「明瞭」という言葉。
「明瞭」は、音読みで「めいりょう」と読みます。
「明瞭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「明瞭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
明瞭の意味
「明瞭」には次の意味があります。
・はっきりしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「明らかでわかりやすいさま」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし自己の道がいずれであるかを明瞭に意識しておくことは必要である。
(出典:和辻哲郎『院展日本画所感』)
・声の主との間に距離があるらしく、明瞭ではないが、話の内容はわかる。
(出典:森村誠一『凶通項』)
・そして私たちが一番そのことを明瞭に感じ評価もするのだと感じます。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・すると、一度は明瞭になったと思った頭のなかの地図がまた乱れだした。
(出典:本庄陸男『石狩川』)
・なるほど、この原則が明瞭に適用され得ない状態にある国が、若干ある。
(出典:吉田秀夫『人口論』)
類語
・くっきり
意味:物の姿や形が非常にはっきりとしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・明晰(めいせき)
意味: 明らかではっきりしていること。 (出典:デジタル大辞泉)
・平明(へいめい)
意味:わかりやすくはっきりしていること。(出典:デジタル大辞泉)
・一目瞭然(いちもくりょうぜん)
意味:ものごとの有様が、一目見ただけではっきりとわかるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・旗幟鮮明(きしせんめい)
意味:旗色のあざやかなこと。また、立場や主張が明確であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)