昇給
「年に一度、昇給のチャンスがある」などのように使う「昇給」という言葉。
「昇給」は、音読みで「しょうきゅう」と読みます。
「昇給」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「昇給」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
昇給の意味
「昇給」には次の意味があります。
・給料が上がること。(出典:デジタル大辞泉)
つまり「昇給」とは、仕事などで支払われる給料があがることをいいます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・昇給を組合活動によってしか求めえない日本とは違った弾力性を感じた。
(出典:渡部昇一『新常識主義のすすめ』)
・インドの警察でも、スポーツの成績と昇進・昇給とが正比例する場合が多い。
(出典:野村進『アジア新しい物語』)
・踏み倒すつもりはないけど、昇給するまで待っててね、ということである。
(出典:井上真『鋼の錬金術師 「第十三倉庫の怪」』)
・昇給のことでも考えているよりほかに、致方がなかったのである。
(出典:織田作之助『青春の逆説』)
・どうあがいたからって小役人勤めを続けているかぎり、昇給の高は知れている。
(出典:杉本苑子『続々今昔物語ふぁんたじあ』)
類語
・降給(こうきゅう)
意味:給与を下げること。また、給与が下がること。特に公務員で、俸給の位が下がることにいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・増収(ぞうしゅう)
意味:収入や収穫がふえること。また、そのふえた収入や収穫。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・増給(ぞうきゅう)
意味:給料をふやすこと。また、ふえること。(出典:デジタル大辞泉)
・増俸(ぞうほう)
意味:俸給を増すこと。給料をふやすこと。増給。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・加給(かきゅう)
意味:給料を増やすこと。増給。(出典:デジタル大辞泉)