旺盛
「食欲旺盛」などのように使う「旺盛」という言葉。
「旺盛」は、音読みで「おうせい」と読みます。
「旺盛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「旺盛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
旺盛の意味
「旺盛」には次の意味があります。
・活動力が非常に盛んであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「旺盛」という言葉をわかりやすく言うと、「勢いがある」という意味になります。
対義語としては「不振」「減退」などが挙げられます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・経済に関する著作など、あらゆるジャンルで旺盛な活動を展開している。
(出典:村上龍『限りなく透明に近いブルー』)
・そのほうが独立心旺盛だった父親の息子である自分らしいではないか。
(出典:桐野夏生『OUT(上)』)
・晶子は婦人の芸術家としての長い生涯を実に旺盛に力をつくして生きた。
(出典:宮本百合子『婦人と文学』)
・六十一で元気旺盛、酒毎日五六合やり朝はビール二本のむとの話、驚く。
(出典:古川緑波『古川ロッパ昭和日記』)
・ペデュアはまるで頭のいい、好奇心旺盛な人物のように訊いてきたんだ。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』)
類語
・盛ん(さかん)
意味:勢いがいいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・軒昂(けんこう)
意味:意気が高く上がるさま。奮い立つさま。(出典:デジタル大辞泉)
・衝天(しょうてん)
意味:天をつくこと。気力や勢いが盛んなことにいう。(出典:デジタル大辞泉)
・血気盛ん(けっきさかん)
意味:活力にあふれるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・鬱勃(うつぼつ)
意味:内にこもっていた意気が高まって外にあふれ出ようとするさま。また、意気が盛んなさま。(出典:デジタル大辞泉)