旧知
「旧知の人物」などのように使う「旧知」という言葉。
「旧知」は、音読みで「きゅうち」と読みます。
「旧知」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「旧知」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
旧知の意味
「旧知」には次の意味があります。
・古くからの知り合い。昔なじみ。(出典:デジタル大辞泉)
昔から知っている関係性やその人物を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・此の男が自分の旧知の一人であることは確かだった。
(出典:中島敦『虎狩』)
・旧知の仲でそれはないだろうと憤慨しているところだから、話もしたくない。
(出典:松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』)
・ここには何回か足を運んでいるので、大体のものは旧知の間柄である。
(出典:井上靖『私の西域紀行(下)』)
・初めのためらいが薄れれば、旧知の友たちとの話題には格好の思い出話。
(出典:篠田真由美『玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿』)
・旧知のおなさけを受けまいとする志も利左と同様であったに違いない。
(出典:唐木順三『無用者の系譜』)
類語
・旧友(きゅうゆう)
意味:古くからの友達。また、昔の友人。(出典:デジタル大辞泉)
・幼馴染み(おさななじみ)
意味:子供のころに親しくしていたこと。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・故旧(こきゅう)
意味:古くからの知りあい。むかしなじみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・知己(ちき)
意味:自分の気持や考えをよく知っている人。自分をよく理解してくれる人。また、知り合って親しくなること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・昔馴染み(むかしなじみ)
意味:ずっと以前に親しかった人。また、ずっと以前から親しくしている人。(出典:デジタル大辞泉)