日がな一日
「日がな一日、読書にふける」などのように使う「日がな一日」という言葉。
「日がな一日」は、「ひがないちにち」と読みます。
「日がな一日」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「日がな一日」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
日がな一日の意味
「日がな一日」には次の意味があります。
・朝から晩までずっと。一日じゅう。終日。(出典:デジタル大辞泉)
「日がな」はそれだけでも「一日中」を意味する言葉ですが、「日がな一日」と使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二十日鼠がひがな一日小さな車を廻すように、一つの言葉が頭の中で音を立てて廻っている
(出典:向田 邦子 / 思い出トランプ)
・そしてこんな日は、鮒や鯉の群れが、日がな一日川面に浮きあがって疲れた体をのんびり 癒していた。
(出典:宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河)
類語
・終日(ひねもす)
意味: 朝から晩まで。まる一日。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一昼夜(いっちゅうや)
意味:まる一日。24時間。(出典:デジタル大辞泉)
・尽日(じんじつ)
意味:一日じゅう。終日。(出典:デジタル大辞泉)
・二六時中(にろくじちゅう)
意味:《昔、1日が12刻であったところから》終日。一日中。また、いつも。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・日暮らし(ひぐらし)
意味:朝から晩まで。一日じゅう。(出典:デジタル大辞泉)