施工
「工事を施工する」などのように使う「施工」という言葉。
「施工」は、音読みで「せこう」と読みます。
「施工」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「施工」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
施工の意味
「施工」には次の意味があります。
・工事を実施すること。しこう。(出典:デジタル大辞泉)
「施工」とは「工事」に対して用いられ「実際に工事をおこなうこと」をあらわします。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・建物の施工を任せるところはもう決めてあるのだそうだ。
(出典:宮部みゆき『鳩笛草(光文社文庫)』)
・上層部の人間は、施工業者などからのリベートで潤うという仕掛けである。
(出典:田中哲弥『大久保町は燃えているか』)
・その施工を地元の建築会社との共同作業という形で依頼してきました。
(出典:宮本輝『錦繍』)
・屋敷の施工を依頼するにはそれなりの深い理由があったのだろうか?
(出典:ホーガン『巨人たちの星』)
・施工に一週間はかかるだろうし、工費も一千万ぐらい。
(出典:樋口有介『魔女』)
類語
・土建(どけん)
意味:土石、木材、鉄材などを使って建物、道路などをつくる工事のことをいう「どぼくけんちく(土木建築)」の略。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・工務(こうむ)
意味:土木工事や建築のしごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・工事(こうじ)
意味:土木・建築などの実際の作業。(出典:デジタル大辞泉)
・整地(せいち)
意味:建築のため、土地をならし地固めをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・地固め(じがため)
意味:家などを建てる前に、地面をならして固くすること。(出典:デジタル大辞泉)