新設
「新設された会社」などのように使う「新設」という言葉。
「新設」は、音読みで「しんせつ」と読みます。
「新設」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「新設」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
新設の意味
「新設」には次の意味があります。
・組織、機関などを新たにもうけること。また、新たに設備、施設などをつくること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「新設」とは、何かを新しく作ること、立ち上げることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・新設されたばかりの湾岸署にとって、おそらく最初の事件であったろう。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿2 摩天楼』)
・実際のところ、土地の者は高速道路の新設で大そう喜んでいたのである。
(出典:松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』)
・その次の構想として水木の世界妖怪博物館の新設が控えている。
(出典:足立倫行『妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる』)
・新設の会社なら、ひろく知られいろいろ関係を結ぶことが必要ですからな。
(出典:クルト・マール,W.W.ショルス/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 3 ミュータント部隊』)
・そこで既存ディーラーに再投資させる目的で第二販売網の新設を考えた。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
類語
・発足(ほっそく)
意味:組織や機構などが設けられ、活動を始めること。(出典:デジタル大辞泉)
・誕生(たんじょう)
意味:物事や状態が新しくできること。(出典:デジタル大辞泉)
・創業(そうぎょう)
意味:事業を始めること。会社や店を新しく興すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・開設(かいせつ)
意味:設備や施設などを新しく設けること。また、新しく作って、その運用を始めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・設立(せつりつ)
意味:組織・施設・制度などを新しくつくること。(出典:デジタル大辞泉)