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斥候とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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斥候

「斥候を派遣する」などのように使う「斥候」という言葉。

「斥候」は、音読みで「せっこう」と読みます。

「斥候」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「斥候」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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斥候の意味

「斥候」には次の意味があります。

敵情、地形その他の諸種の状況を偵察・捜索するため、部隊から派遣する小兵力の人員。(出典:精選版 日本国語大辞典)

主に、本隊が動く前に相手や地形などの様子をうかがう偵察のことを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・「いつどこに敵の斥候がきているか分らんぞ」 人々はまた黙りました。
(出典:竹山道雄『ビルマの竪琴』)

・ビルの後ろには子供がいて、斥候のように足音を忍ばせながらついてきた。
(出典:O・ヘンリー/大久保博訳『O・ヘンリー短編集(下)』)

・いきなり全員で乗り込むようなことをせず、まず斥候を送って様子を見た。
(出典:小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』)

・われわれはアジダ山地をぬける新しいルートをとった。よりちかいルートではトルコ軍の斥候隊にぶつかる危険があったからだ。
(出典:T・E・ロレンス/安引宏訳『砂漠の叛乱』)

・敵の監視兵は対岸に撤退せず、警戒厳重で、斥候の潜入は困難であった。
(出典:五味川純平『ノモンハン(上)』)

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類語

偵察(ていさつ)
意味:敵や相手の様子・動きなどをひそかに探ること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

哨戒(しょうかい)
意味:敵の襲撃にそなえて、艦船や、航空機で警戒すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

内偵(ないてい)
意味:ひそかに相手方の状況を探ること。(出典:デジタル大辞泉)

密偵(みってい)
意味:秘密・内情などをひそかに探ること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)

間諜(かんちょう)
意味:ひそかに敵のようすを探って味方に報告する者。間者。スパイ。(出典:デジタル大辞泉)

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