敬意
「敬意を示す」などのように使う「敬意」という言葉。
「敬意」は、音読みで「けいい」と読みます。
「敬意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「敬意」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
敬意の意味
「敬意」には次の意味があります。
・うやまう気持。相手を尊敬する心。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「敬意」をわかりやすく言うと「相手を尊ぶ気持ち」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それで連中が彼に対して敬意をもつようになれば、そのほうがよいのだ。
(出典:原田義人『城』)
・われわれもあなたの友人として敬意を表させていただきたいんですがね。
(出典:モリエール/鈴木豊訳『商人貴族』)
・三四郎はこれがためにドイツ語に対する敬意を少し失ったように感じた。
(出典:夏目漱石『三四郎』)
・ダンスについて語るんなら、もっと敬意をこめて話してもらいましょう。
(出典:モリエール/鈴木豊訳『商人貴族』)
・かれは教授には敬意を示していたが、ほかの誰にもそんなことをしなかった。
(出典:ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』)
類語
・鑽仰(さんぎょう)
意味:聖人や偉人の徳を仰ぎ尊ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・畏敬(いけい)
意味:崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。 (出典:デジタル大辞泉)
・仰ぐ(あおぐ)
意味:尊敬する。敬う。(出典:デジタル大辞泉)
・憧憬(しょうけい)
意味:目ざすものを得たい、理想とする状態に達したいと強く望むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・仰望(ぎょうぼう)
意味:仰ぎ望むこと。また、敬い慕うこと。(出典:デジタル大辞泉)